眼科の最新の話題、レーシックに関する役立つ知識など、
安心レーシックネットワークの眼科医による
フリーコラムです。

私がレーシック医師を志したきっかけ

医療法人すぎもと眼科理事長 杉本栄一郎

屈折矯正を専門にして9年目になります、すぎもと眼科の杉本栄一郎です。ごく普通の眼科医だった私が、眼科医11年目にして突如、屈折矯正を志したのか。きっかけはみなとみらいアイクリニックの荒井宏幸先生です。今回はその時の事について書いてみたいと思います。
広島大学病院とその関連病院でおもに緑内障の臨床、研究に携わった後、10年目の時、すぎもと眼科を開業しました。同時に広島市眼科医会の理事に就任したのですが、広島市眼科医会総会の特別講師として、みなとみらいアイクリニックの荒井宏幸先生をお招きしたのが初めての出会いです。多焦点IOLについての講演の後の飲み会で荒井先生は「本当なら多焦点IOLは術後タッチアップできるレーシック医師が扱うべきなんだけどね」と言われました。レーシックはほとんどの大学病院では学ぶ機会すらないと嘆くと、「杉ちゃんが本気でLASIKをやるなら、僕が責任をもって、すべてを教える」と言われました。初めて会った一介の眼科医に、ここまで言えるものなのかと、感動したことを覚えています。
すぐに、みなとみらいアイクリニックに見学にいかせていただきました。手術翌日、レーシックをうけた患者さまの見える喜びと笑顔は忘れることができません。それまで正直、「LASIKは美容系クリニックが行っている怪しい手術」という印象しかなかったのですが、荒井先生の臨床を目の当たりにして、屈折矯正は患者さまにとって非常に有益な治療であり、同時に屈折矯正はきちんとした眼科医が正しく行うべき分野だと強く実感しました。
開業してまだ1年しか経っていませんでしたので、借金がほとんど丸々残っていたのですが、すぐに銀行と相談し、エキシマレーザーのための追加融資をお願いしました。そして荒井先生と同じWF-LASIKであるiLASIKを導入しました。私が初めてLASIKを執刀する時、超多忙の荒井先生はあの時の言葉通り、わざわざ広島まできてくれて、スーパーバイザーを務めてくださいました。無事、LASIKが終わった時、それは一人の眼科医の人生が変わった瞬間でもありました。
以来、9年間屈折矯正を専門に手術をしてきましたが、充実した眼科医人生を送れていることに、人生を変えてくれた荒井先生に感謝しています。多焦点IOLが先進医療として認められてから急激に普及している今、屈折矯正に興味をもっている先生が増えているかもしれません。そういう先生のお手伝いをしたい。まだまだ未熟でそんな立場には達していませんが、いつの日か、荒井先生に教えていただいたサイエンス・アート・ヒューマニティを、今度は自分が次世代に伝えられる人間になれるよう、精進を続けていきたいと思っています。

2019年5月23日

レーシック手術ができる眼科医はほんの一握り!

医療法人社団インフィニティメディカル近藤眼科院長 今野公士

このコラムを読みはじめたあなたは、レーシックに関心を持っていらっしゃる方だと思います。そして、眼科医も皆様のようにレーシックに関心を持ち、知識を持っているとお考えではありませんか。眼科医は結膜炎や白内障などの病気のように、レーシックを熟知しているのでしょうか? 驚くべきことに、答えは“ノー”なのです。さらに、レーシック手術を執刀できる眼科医は全国でも数えるほどしかいないのです。驚きではありませんか? ではどうしてこんなに少ないのでしょうか。それは、眼科は専門分野が多く細分化されていること、またレーシックが自由(自費)診療だからです。 私が勤務していた大学病院は網膜という目の奥の病気が専門の病院でしたので、目の表側の手術であるレーシックはしていませんでした。また保険診療施設でしたので自由診療を学ぶ機会もありませんでした。しかし、眼科医という仕事は近視や乱視の矯正を担当しなければなりません。眼鏡やコンタクトレンズは眼科専門医でなくても医師であればだれでも処方する資格がありますが、レーシック手術は眼科専門医を取得し、眼科臨床医としても十分な経験を積まなければ施術を行うことはできません。私は専門医取得後、幸運にもレーシックを学ぶ機会に恵まれ、多くの経験を積むことができました。その結果、レーシックは適応を正しく選べばほぼ100%満足される安全な手術であることがわかりました。しかし、利益を優先する安易な考えで研鑽を積まずに執刀した心ない一部の医師によって、合併症や後遺症を残した残念な事件も起きてしまいました。このような医師は経験未熟ですから患者さんは集まりませんので、手術料を安価にすることによって症例の獲得をしようとしました。レーシック手術は、設備投資と機械を維持するのにとてもお金がかかります。また、使用する器具も使い捨てのものが多いためコストがかかります。コストがとても高い手術ですので、生半可な気持ちでは事業を継続していくことはできません。レーシックを安価で提供したクリニックは、大切な滅菌消毒などをはぶきコスト削減したため惨事を招きました。レーシック施術にはコストが大変高くかかります。そのため経営的に負担となり、真面目に取り組んできた先生ですら維持が大変でやめてしまうのも事実です。したがって、今もレーシック手術を継続している眼科の施設は、きちんとした経営基盤を備え、安全なレーシックを提供したいと思っている熱意のある先生たちばかりです。 いかがでしょうか。このような経緯からレーシック手術ができる眼科医はほんの一握りなのです。特にこの安心レーシックネットワークに所属している施設は、すべてレーシックに真摯に取り組んでいる施設ばかりですので、文字通り安心してレーシック手術をうけていただけます。あなたも裸眼で生活する快適さを獲得してください。

2018年9月3日

春思

お茶の水・井上眼科クリニック 玉置正一

先日、外来に手術後10年以上ぶりの患者さんがやってきた。視力は両眼とも1.2で特に問題はなかったのだが、海外に引っ越すのでその前に検診をとのことだった。カルテをみると、懐かしい検査データが並んでいた。LASIKの適応検査では、たくさんの検査が必要である。中でも角膜の手術だから、角膜のデータは非常に重要だ。角膜の厚みも大事だし、角膜の形状も重要だ。ただ、昔の角膜形状解析装置はドライアイや眼表面の影響を受けやすく、判断に迷う症例もままあった。特に角膜後面の解析装置は、雑誌のモデルの撮影かという位、パシャパシャまぶしい光を浴びせて時間もかかった。しかしながら近年の眼科領域における検査機器の進歩には目を見張るものがあり、多彩な前眼部画像診断装置が登場している。それらによって以前よりもはるかにスクリーニングは楽に精密になったし、術後の経過観察にも必須となっている。変わったのは検査機器だけではない。LASIKではまず角膜にフラップと呼ばれるふたのようなものを作り、それをめくってエキシマレーザーを照射していくのだが、以前はフラップを作るのにマイクロケラトームという電動のメスしかなかった。今ではフェムトセカンドレーザーを使ってフラップを作るのが主流になっているし、エキシマレーザーも角膜の形状や収差(眼鏡では矯正できない細かい歪み)に合わせて照射することができるようになって視力の質もあがっている。振り返ってみると、昔から安全性や精度に関して優れていたが、さらに屈折矯正手術も進歩しているのだなと感慨深いものがある。
その日は、競艇の選手になりたいとLASIKをされた女性も定期検査に来られていた。診察室に入ってくるなり、「先生、合格しました!」と嬉しそうに報告してくれた。はつらつとした彼女の笑顔を見ると、こちらも嬉しくなってくる。こういう時こそ医者冥利につきるというもので、屈折矯正をやっていて良かったと感じる瞬間である。彼女もそうだが、裸眼視力が必要で自分の夢の実現のために10代でLASIKを受ける人も多い。パイロットになるために、競輪の選手になるために、競馬の騎手になるんです、自衛隊に入りたい、夢に向かって進んでいる人はパワーに満ちている。そういった人の夢を手術を通して応援できることはやりがいがあるし、何よりこちらの方がこれからも頑張っていこうという前に進むエネルギーをもらうことができる。
思えばLASIKは老若男女受けることができる手術なので様々な人達と出会ってきた。「結婚するのでブライダルレーシック希望です」「子育てに眼鏡やコンタクトは大変なので子供が生まれる前に裸眼になりたいです」「海外に行く前にコンタクトから解放されたい」「発達障害のために眼鏡やコンタクトが使えないんです」「地震や災害時裸眼で見えないと困るので」。その他、プロの格闘家やスポーツ選手、新しい趣味や生活のために、等々。いろんな人達の人生の転機に関われることは素敵だし、LASIK手術で+αができると考えると嬉しい。と同時にこれからもLASIK等の屈折矯正手術が適切に理解され、適切に行われ、その満足度がさらに100%に近づくよう研鑽に努めなければと身の引き締まる思いもする。
東京では例年よりも早く桜が開花した、春光うららかなある日の外来にふと思った話でした。

2018年5月1日

LASIK術後11年 

大塚眼科クリニック 大塚宏之

川崎で開業している大塚です。初めてのコラムなので何を書こうかと思いましたが、私のレーシック経験談にさせていただきます。実は私も近視でしたが、年齢的に老眼が出ることを考えてレーシックは自分には必要ないと思っていたのですが、レーシック後の患者さんの術後満足度がとても高く、あまりにも嬉しそうにしているのを見て、自分も受けたくなってしまったのでした。そして、私にLASIKを教えてくださった上野の吉野眼科の吉野健一先生に執刀をお願いしました。
術後しばらく、光がにじんだりまぶしく見えるハロー・グレアがありましたが、特に日常生活に支障はありませんでした。今でもメガネ・コンタクトレンズから開放された事に感謝です。私は眼科医で手術もしていましたので、手元の細かい作業が楽にできるように屈折矯正の目標を0.9にしました。なので今でも老眼鏡無しで手術を行っております。ゴルフで間違ってドライバーがあたってしまうと、自分のボールがよく見えないのがちょっと残念ですが、このあたりをよくご相談して年齢やライフスタイルに合った視力の目標設定をすることがとても重要です。
術後10 年も経つと自分がコンタクトレンズをしていた事を忘れてしまいます。たしかに術前に不安があることはよくわかります。よ~く担当の先生にご相談ください。レーシックはとてもすばらしい手術だと思います。たくさんの近視、乱視の患者様に裸眼視力を感動してもらえると幸です。

2018年4月1日

お問い合わせ 安心LASIKネットワーク事務局

TEL:03-5775-6070

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