レーシックの合併症・後遺症などのリスクについて
「自分に合っている視力矯正がわからない」と感じていませんか。種類が多すぎるため、適当に選ぼうと考えている方もいるでしょう。気持ちはわかりますが、なんとなく選ぶことはおすすめできません。視力矯正の特徴は、種類により大きく異なるからです。なんとなく選ぶと、生活に想定外のトラブルが生じることもあります。
この記事では、代表的な視力矯正の方法を5つピックアップして、それぞれのメリット・デメリット・注意点を解説しています。以下の情報を参考にすれば、自分に合っている視力矯正を選びやすくなるはずです。
視力を矯正して今よりも快適な生活を送りたい方は参考にしてください。
Contents
視力矯正にはさまざまな選択肢があります。主な視力矯正の種類とそれぞれの特徴を解説します。
メガネは、一般的に用いられている視力矯正のひとつです。近視は中央が薄くなっている凹レンズ、遠視は中央が厚くなっている凸レンズ、乱視は円柱を縦にカットした円柱レンズ(近視の場合は凹円柱レンズ・遠視の場合は凸円柱レンズ)で矯正します。
メガネの主なメリットは、視力を手軽に安全に矯正できることです。手術を必要としないうえ、耳にかけるだけでよいため、最もお手軽な視力矯正の方法といえます。
また、手入れの手間がかかりにくいこともメリットとしてあげられます。
メガネの主なデメリットは、視野が狭くなることです。視力を矯正できるのは、レンズの範囲内だけです。
使用環境によっては、使いにくい点もデメリットとしてあげられます。例えば、雨が強い日。高湿度の環境などでは、クリアな視界を保ちにくくなります。
強度の乱視は矯正できないケースがあります。左右の視力差が大きい場合も同様です。視力や流行の変化などに合わせて、買い替えが必要になることも注意点としてあげられるでしょう。
メガネと同じく、コンタクトレンズ一般的に用いられている視力矯正の方法です。基本的な仕組みは、メガネと同じといえます。近視は凹レンズ、遠視は凸レンズ、乱視は円柱レンズ(向きを定めて使用)で矯正します。
コンタクトレンズの特徴は、目にレンズを装着することとソフトコンタクトレンズとハードコンタクトレンズがあることです。ソフトコンタクトレンズは、着け心地が良くスポーツに向いています。ハードコンタクトレンズは、強度近視にも対応できます。
コンタクトレンズの主なメリットは、裸眼に近い見え方を実現できることです。外見に影響を与えない点も魅力といえるでしょう。反対に、瞳の色を変えるものや瞳を大きく見せるものも登場しています。
強度近視、視力の左右差に対応できる点も見逃せません。
コンタクトレンズの主なデメリットは、装用時間に制限があることです。具体的な装用時間はケースで異なりますが、一般的には12時間程度が目安と考えられています。
お手入れの手間がかかる点、コストがかかる点もデメリットとしてあげられます。
装用時間や手入れのルールを守らないと、目のトラブルを起こすことがあるため注意が必要です。
また、ドライアイやアレルギーのある方は、装用が難しいとされています。維持費は、メガネよりもかかるといえるでしょう。
水晶体を除去せず、眼球内にレンズを挿入する視力矯正の方法です。具体的には、角膜を数ミリ切開して虹彩と水晶体の間にレンズを挿入します。
メガネやコンタクトレンズと同じく、近視・遠視・乱視の矯正を期待できます。
ICLの主なメリットは、裸眼で生活できるうえ手入れの手間がかからないことです。角膜を削らなくてよい点も見逃せません。したがって、角膜が薄い方や強度近視・強度乱視の方であっても視力を矯正できます。
コントラスト感度の低下を生じにくいため、クリアな視界を確保できる点も魅力です。
また、レーシックに比べると角膜の切開創が小さいため、ドライアイも起こりにくいとされています。
長期に及び視力が安定すると考えられている点も、ICLのメリットといえるでしょう。
ICLの主なデメリットは、視力矯正にかかる費用が高額になることです。具体的な費用はケースで異なりますが、片眼20万円程度~、両眼40万円程度~が相場といえます。
使用するレンズによっては、さらに高額になります。
ただし、維持費は基本的にかからないため、長期的に考えると割安になる可能性もあります。
手術に伴う合併症や後遺症に注意が必要です。例えば、光の周囲ににじんだ輪が見えるハロー現象、光がまぶしく見えるグレア現象などがあげられます。
また、レンズの取り寄せに1~2カ月程度かかることもあります。
就寝中に特殊なコンタクトレンズ(オルソケラトロジーレンズ)を装着して、角膜の形状を変化させることにより視力を矯正する方法です。
オルソケラトロジーに使用するコンタクトレンズは、視力補正用コンタクトレンズではなく角膜矯正用コンタクトレンズに分類されます。一般的にイメージされるコンタクトレンズとは異なる視力矯正方法です。
オルソケラトロジーの主なメリットは、就寝中に専用のコンタクトレンズを装用するだけで視力を矯正できることです。日中は基本的に裸眼で過ごせます。もちろん、コンタクトレンズの装用が向かないスポーツなども行えます。
使用を中止すれば、2週間程度で角膜の形状が元に戻る点も魅力です。
オルソケラトロジーの主なデメリットは、毎晩の装用が必要で、コンタクトレンズの管理に手間がかかることです。
また、定期健診も受けなければなりません。便利な反面、手間はかかりやすいといえるでしょう。
オルソケラトロジーで、強度近視・遠視・乱視は矯正できません。また、ハロー・グレアの症状が現れることもあります。費用は、両眼で10~20万円程度ですが、継続したい場合は2年程度に1度のペースでレンズを交換しなければなりません(レンズ交換は2万円程度)。
レーザーで角膜を削ることにより屈折力を変化させて視力を矯正する方法です。ICLと同じく手術を必要とします。中程度までの近視・乱視・遠視の矯正が期待できます。
レーシックの主なメリットは、裸眼で日常生活を送れるようになることです。短時間で手術を終えられる点、術後の速いタイミングで視力が回復する点も魅力です。費用の相場は、ICLよりも安価といえます。
手軽に受けられる屈折矯正手術といえるでしょう。
レーシックの主なデメリットは、削った角膜を元に戻せないことです。ただし、手術の前に精密検査と詳細なシミュレーションを行うため、危険というわけではありません。
少しでもリスクがある場合は、手術を勧められないことが一般的です。
手術に伴い合併症や後遺症が現れることがあります。例えば、角膜を切除するため、一時的にドライアイになることがあります。また、ハロー現象・グレア現象が現れることもあります。時間の経過とともに視力が低下してしまうケースがある点にも注意が必要です。
再手術は可能ですが、角膜の厚さや矯正度数によっては再手術を行えないこともあります。
レーシックとは、レーザーを使用して角膜のカーブに変化を加えることで、近視や遠視や乱視などの屈折異常を矯正する手術です。
レーシック手術を行い視力が回復すれば、メガネやコンタクトレンズなどが不要になり、手間やコストカットができるというメリットがあります。
しかし、手術となると不安という方や、そもそもどうして視力が回復するのか気になるという方もいらっしゃいますよね。
そこで、こちらの記事ではレーシック手術に興味がある人やメガネやコンタクトレンズに煩わしさを感じている人に、レーシックの仕組みをご紹介いたします。
気になる方は、ぜひご参照ください。
いかがでしたでしょうか?視力矯正には、以上の種類などがあります。それぞれの特徴やメリット・デメリットは異なるため、内容を理解したうえで自分に合っている方法を選ぶことが重要です。悩む場合は、眼科専門医に相談するとよいでしょう。
安心LASIKネットワークでは、レーシックを安心して受けていただけるよう、眼科専門医による正しい情報を発信しています。
また、安心してレーシックを受けていただける全国の大学病院・眼科クリニックは下記でご紹介しています。
安心LASIKネットワークとは、屈折矯正手術を専門とする眼科専門医の集まりで、お互いの「知識」「技術」「情意」について信頼し、紹介し合える医師・施設のネットワークです。
インターネットには膨大な量の視力矯正についての情報がありますが、それらすべてが正しい情報とは限りません。
安心LASIKネットワークでは、レーシックを含む視力矯正を行いたいと検討している方に向けて、安心して手術を受けて頂けるよう、レーシックのみを推奨するのではなく中立な立場で、視力矯正に関する正しい情報を発信しております。
安心LASIKネットワークでは、全国各地の大学病院や眼科クリニックが加盟しております。
以下の条件を満たした施設のみが加盟しております。
*一部抜粋となりますので、詳しくはこちらのページをご覧下さい。
【安心の条件】
【経歴】南青山アイクリニックの院長としてレーシックなどのレーザー屈折矯正手術に取り組み、症例数は16000症例を超える。22年の長期データを蓄積し、レーザー治療のプロフェッショナルである。